とある独身男のつぶやき

独身男性の日記です。待ち時間などの暇つぶし程度に見てもらえると嬉しいです。

加速する格差社会を生き抜く

ご無沙汰しております。

 

約半年ぶりの更新になります。

ここ1年新型コロナウイルス感染症(以下コロナ)により様々な分野で世界は大きく変化しました。

そのなかで僕が取り上げるテーマが経済格差です。

格差というとネガティブなイメージを持ちがちですが、そもそも格差は悪なのか、僕たち若者が格差社会を生き抜くためにはどうするべきか。をいうことを記事にしていきたいと思います。

長くなるかもしれませんが、暇な時間にでも読んでいただけると幸いです。

それではよろしくお願いします。

 

はじめに

今回は基本的に日本の国においてという、日本ベースで話を進めていきます。

結論を先に述べておくと、若いときから資本家に身を置くべきということになります。株式や不動産を所有しているような人はこのまま閉じてもらって大丈夫です(笑)

それ以外の方向けにこのまま記事を書かせていただきます。

そもそも、日本は資本主義国家ですので資本家と労働者に区分されます。それも平等に二手に分かれるのではなく、一部の資本家と大多数の労働者という区分のされかたになります。

そして、資本家と労働者の経済格差は開き、後に富裕層と貧困層として位置づけされていきます。

ちなみに、富裕層=資本家となるのは、世界の富裕層・大富豪ランキングに上位に上がる人は現金ではなく、株式や不動産を持つ資本家だからです。

そして今回のコロナを機に格差はますます開くことになると僕は考えています。

 

 

 2021年1月に発令された緊急事態宣言でも資本家(飲食店オーナー)と労働者(社員・アルバイトなど)の待遇が浮き彫りになりました。

これは給付金の話になるので政治的な観点でもありますが、例えば1000万円というお金を株式の配当金で受け取ると税率は約20%ですが、会社員の給与として受け取ると税率は約33%になります。

給付金であっても社会制度であっても少なくとも日本では、稼ぐ額が大きいほど資本家が優遇されているのです。

 ちなみに飲食業界で働く人は若者が多く、給付金も無ければ(飲食業界では)働くこともできないため若者のさらなる貧困化はいずれ大きな問題と化すかもしれません。

格差は着々と開く

 日本では着々と格差は開いています。

 

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野村総合研究所 金融資産 ピラミッド

 

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野村総合研究所 金融資産 推移

日本でも年々格差が拡大しており、貧困層が少しずつ増加するなかでそれ以上にお金持ちはさらにお金持ちと化していることがデータとして証明されています。

 

格差は悪か

ここまで読んでくださった方の中には「格差は悪だ」と考える方も少なくないかもしれません。

重複しますが、そもそも資本主義は長期的には格差が広がる制度です。格差云々の前に必ずそうなる制度でもあります。

しかし、企業に出資する人がいて企業が成長し、利益を上げて納めた税金のおかげで公共サービスが受けられるという事実もありますから一概に格差が悪だとは言えないかもしれません。

資本主義は「r>g」という不等式で成り立っています。これは、フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が唱えたもので、「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率を示します。

この不等式を簡潔に説明すると、資産運用などの資産(資本)によって得られる富は、労働によって得られる富より成長が早いということです。

例えば、中小企業会社員・大企業会社員・公務員の昇給率は年平均1-3%ですが、成長率の高い米国の株式(S&P500)は45年間の利回りが約7%になります。

この数%の差が複利となり格差を生み出すのです。

たしかに格差が拡大すると犯罪率が上昇することが危惧されますし、貧困化によって子育ても大変になりますので一理あるのでほどほどの格差是正が必要です。

しかし、資本主義を否定すると行きつく思想は社会主義になるのです。

それでも資本主義による格差が悪だというなら政治家になり資本主義自体を変える必要があります。格差を是正して北朝鮮のような国を目指すか、それとも資本主義体制の中で資本家に回るかは個人の自由です。

資本主義の恩恵

ここまでは資本主義による格差といったネガティブな面を紹介してきましたが、資本家だけでなく世の中の貧困層といわれる方々も資本主義の恩恵は受けています。

例えば、みなさんが保有しているiphoneも資本主義によって生み出されたものです。

普段何気なく使用しているYouTubeNetflixをはじめ、自動車・家電・SNSなども資本主義のおかげで利用できています。

また、格差は拡大していますが、情報を発信したい時に使用するSNSは無料です。

それに加え、今まで映画を見たい場合は1000円ちょっと払ったり数百円払ってビデオをレンタルしていましたが、それらも1ヶ月に2000円くらい払えばいくらでも見れるようになりました。資本主義により以前より確実に安いコストで娯楽を楽しめるようになったのも事実です。

つまり、資産額という絶対評価による格差は拡大していますが、以前より安く良質なサービス楽しむことが可能になったことで相対的に生活は豊かになっているのです。

これは資本主義によって生み出された生活なのです。

もし資本主義がなければ、僕たちはスマホを持つことも無く今日も自給自足の為に畑に足を運んでいるかもしれません。

 

資本家に立ちまわる

ここまで資本主義の素晴らしい点も良くない点も紹介しました。

少し話はずれますが、人間の性質なのか日本人の性質なのかわからないけど人々はキャッシュレスによる数%のポイント還元は重要視しないけどレジ袋に3円払うのって凄くためらいません?

これって本能的に、「損することは嫌だ」っていう考えがあるからだと思うんです。

あまり好きな言葉じゃないけど世の中では「勝ち組」「負け組」という言葉を使って枠組みされることがあります。

枠組みは「生まれ」「学歴」「年収」「職種」「いいねの数」と色々なものがありますが、これらには必ず競争が生まれます。そして、人々はこれらの枠組みで「勝ち組になりたい」という気持ちより「負け組になりたくない」っていう気持ちの方が強いんじゃないかなって個人的に思うんです。

つまり、人々は「勝ち組になりたい」「金持ちになりたい」というより「(勝つに越したことはないけど)負け組にならなければいい」「(金持ちになれたらいいけど)お金で困りたくはない」と考える人は少なくないと思います。

前置きが長くなりましたが、つまり資本主義においても「搾取したいわけではないけど搾取されたくはない」「金銭面において人生で損したくない」と考える人が資本主義社会で損しないためには、今保有している貯蓄の一部や月々にまわす貯金の一部をインデックスファンド(投資信託)の定期購入に充て、間接的にでも株式などを保有する必要があります。

日本ではつみたてNISAという制度も展開されていて資産運用のハードルは少しずつ低くなってきています。

つみたてNISAでインデックスファンドと呼ばれる投資信託を毎月上限の30,000円つみたて購入することができますが、少額でも問題ないと思います。

「投資どころか貯金に回すお金すらないよ」という人でも月5,000円くらいなら捻出することができます。

平均6,500円と言われているスマホの通信料金をdocomoの新サービス「ahamo」に乗り換えると2,980円(税込)まで下げることができるほか、日々の支払いをキャッシュレスにする、iphoneはキャリアショップではなくSIMフリー版のもの購入する、ガス代や電気代は自分に合う会社のものにする、風呂のシャワーヘッドを節水タイプのものにする。

これらを代えるだけで月5,000-10,000円を捻出できます。

投資というと難しいイメージがありますが、つみたてNISAなどで今からしっかり資本を持つと将来の自分だけでなく、将来の配偶者や将来の家族の人生の選択肢を少しでも増やすことができます。

また、投資はお金持ちがしするイメージがありますし、お金持ちが有利な制度でもあります。実際、5%の利回りで500万円か50,000円を運用するのではリターンに雲泥の差があります。

僕の個人的な意見で恐縮ですが、投資はお金持ちと時間持ち(若者)がより大きな恩恵を受けることができると思っています。

お金が無くてもこの先何十年も生きる僕たち若者は複利によって長時間をかけて大きな恩恵を受けることができるのです。

複利については過去の記事を参照にしてください。最後に関連する過去の記事を紹介しています。

人はだれしも"今"を生きているので将来のことを言われても難しい内容に聞こえますが、今の若者の年金問題や老後資金の問題を考えると資産を運用することは必須だといえます。

しかし、若いときの自己投資は資本収益以上に自分の可能性を広げたり、それを職にすることもできるので今全力で取り組むべきだと思います。

また、全力で資産運用ばかりしてないで健康な今しかできないことに取り組むことも大切だと思います。

今の自分も大切にしながら本来貯蓄するはずの一部を投資することで資本家に片足突っ込むぐらいなのか、将来の自分や家族を最重要視して全力で資本家として生きるかというのは個人の価値観次第だと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 つみたてNISAとはということについての過去の記事です。

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 なぜ20代から投資をすることが大切なのかという過去の記事です。

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 就職や転職で悩んだ方向けの過去の記事です。

 

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