とある独身男のつぶやき

独身男性の日記です。待ち時間などの暇つぶし程度に見てもらえると嬉しいです。

救いようのない情弱にならないように

ご無沙汰しております。

2018年に誰にもシェアせずに記事を書いて途絶えていたブログを更新する日がきました。

今回の記事は割と真剣に読んでいただきたいという想いから、2記事ほどを残し、過去のネタ気質の日記は一旦非公開にしました。

もし今回の記事がみなさんに伝わり、それなりに読者がいたら、続きに近いような金融ネタの記事も書きたいと考えています。

では、なぜ今回突如ブログを更新したかというのは、最近一部の人たちが「副業興味ない?笑」といったDMでジュ〇リー〇ース(以下JA)という投資を紹介し、投資家気どりでいることに腹立たしく感じたからです。

 

また、僕も株式投資を行っており、投資家として同じジャンルにまとめられるのはクソ迷惑でむかつくという個人的な想いも要因の一つです。

そして、この感情をTwitterで140字にまとめることは難しいと思い、ブログにしました。

あらかじめ言っておきますが、この記事は投資の勧誘でもなくアフィリエイトで収益の獲得を目的にしている訳でもありません。僕自身が完全にボランティアとして書いていますのでご理解よろしくお願いします。

加えて、前提として僕は2019年より株式投資を行っており、2020年からは少額ながら米国株を中心とした個別株の運用を行っている大学4年生です。僕の友人であるフォロワーのみなさんが自称投資家の情弱たちにつけこまれ、不幸になってほしくないことから、専門家と呼ばれる方と比較すると知識も少ない「僕のわずかながらの知識」をおすそ分けできたらなと思い書いています。

今回の記事を読み終えた方には「なぜJAに手を出すべきではないか」ということが理解していただけると思います。

それではよろしくお願いします。

 

 

そもそもJAとは 

情弱(情報弱者)が目の色を変えて勧誘しているJAは仮想通貨アービトラージを利用して稼ぐビジネスです。

そもそも仮想通貨は、コンビニで買えるようなものではなく、取引所を通じて購入します。

 その取引所ごとに仮想通貨の価格(手数料を含む)が異なることから、その価格差を利用して売買益を得るというビジネスモデルになります。

僕もいくつか記事を調べて理解しましたので、詳細は各自調べていただけると嬉しいです。

(以下が僕が参考にしたサイトです。アフィリエイトリンクのようなものではございません笑)

https://tsukahikaku.com/hyip/jubileeace/system/

https://coin7.jp/coin/cryptocurrency-arbitrage/

 

詳しい価格差は不明ですがおそらく0.1%もないんじゃないかということを踏まえると少額では儲からないことがわかります。

仮に100万円で0.1%の売買益をあげても1,000円ですからね。これじゃあ儲かりません。

 

JA投資家最大のうまみは紹介ボーナス

 「全然稼げないじゃん!」「JA投資家はブランド品買ってたストーリーあげてたよ!」と言いたくなる気持ちはわかります。

インスタのストーリーで「ブランド品」「タワマン」「焼肉」を挙げることしか能がない人たちがそのような「稼いでいるアピール」をすることには理由があるんです。

それが紹介ボーナスです。

この紹介ボーナスの詳細は先ほどのURLで確認していただけると助かるのですが、簡単にいうと、紹介した人は紹介によってJAに入金した新規投資家の入金額の数%がボーナスとしていただけるわけです。

また、たくさん紹介したらチームでボーナスが出るものもあり、簡単にまとめると「紹介すればするほど自分の利益になる」というわけです。

だから、SNSで「中身が入っているかもわからないブランド品の紙袋」を投稿したり、「もしかしたらゲストルームかもしれないタワマンの一室からの夜景」を投稿して金持ちアピールをすることで「何でそんなに稼いでるの?」と思わせているのです。

実際に「何で稼いでるの?」というDMがきたら「投資だよ!」「めっちゃ楽に稼げるよ!」と口説くことで新規投資家の紹介ボーナスを受け取っているのです。

これで金持ちアピールをしている情弱の行動や心中がご理解いただけたと思います。

 

よくできた情弱ビジネスである 

このビジネスモデルとそれに群がる情弱たちを見た時僕は心の底から(悪い意味でよくできたビジネスモデルだなぁ)と思いました。

その理由は3つあります。

1つ目は、「トレンド風を装う」ということです。

仮想通貨というと、仮想通貨の代表各とされるビットコインが2017年に最高値を更新したことで仮想通貨バブルが起こり、たくさんの億り人(億万長者)を生み出しました。

また、仮想通貨という複雑なシステムでありながら億万長者を生み出した商品を用いることで、怪しい商品とは思わせず勧誘するという点はよく考えたものだと思います。

2つ目は、「運営者は儲かる」ということです。

設けるために運営しているので儲かるということは当たり前ですが、先ほどJAの収益の挙げ方としてアービトラージ(価格差で売買益を得る方法)を紹介しました。

0.1%もないんじゃないかと僕の予想を挙げたうえで、100万円でも1,000円と言いましたが、多くの情弱から集めた金額が100万円ぽっちな訳はないですし、10億円集めると100万円と大きくなりますし、そもそも本当に売買益でもうけてるかわかりません。

実は株式に投資をしており、3%の利益を得ると10億円だと3,000万円の利益になるわけです。

資金をたくさん持っている運営者は低い利回りでも大きな利益を得ることができます。(これは資本主義の根幹ともいえるので当然の結果です)

 

3つ目は「人の心理を突いている」ということです。

人は誰しも、「今お金持ちになりたい」という欲があるものです。若者ならなおさらでしょう。しかし、金融投資で今すぐお金持ちになるには運や大きなリスクを伴います。

極端な話ですが、宝くじで1等を当てたり、借金覚悟で自分が投資するお金以上の取引(信用取引)をしたうえで運も良かったということがあればなれるかもしれません。

だから、そのようなリスクを背負わずインスタグラムでブランド品やタワマンの景色を投稿する脳しかない人間がめちゃくちゃ稼げるということはほぼあり得ません。

僕は老後の不安を少しでも和らげるために20年以上を前提とした長期の株式投資を行っているので、今すぐお金持ちになりたいという欲は少なく、ある程度の知識もありますから情弱に騙されることはありませんが、ある程度のお金や時間がある大学生なら引っかかることもあるでしょう。このように「今すぐお金持ちになりたい」という人間の欲を上手く利用しているという点にはある意味感心しました。

 超儲かる投資はあるのか

ここからはJAとは直接関係のない話になるのでJAの話のみが知りたい方は飛ばしてください。

銀行の利息が0.001%というなかで株式投資の平均利回りは3-5%と言われていますが、じゃあ現実的に超儲かる投資はないのかという疑問が浮かんだ方もいると思います。

結論から申し上げるとないわけではないのですが非常にリスクも伴います。

一例をあげますが、米国NASDAQに上場しているARCC(エイリス・キャピタル)という企業があります。

簡単にまとめると、この会社は中小企業やベンチャー企業と呼ばれる会社に融資等を行っている投資会社になります。

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株価も現在14-15ドル(日本円で約1,500円ほど)から1株単位で購入できます。

この銘柄の恐るべき点は、配当利回りが高いということです。

年間1.6ドルの配当金を出しているので配当利回りが約11%になります。

高配当の理由ですが、この会社は利益の90%以上を配当として株主に還元しているためです。

現在でもかなり利回りが良い会社ですが、2008年にリーマンショックが起こり、その後の2009年には株価が70%-80%も下落し、株価は3.1ドルあたりまで下落しました。

結果論になりますが、多くの会社が倒産していくなか、株価が3.1ドルの時にこの会社に投資をしていると現在まで毎年年間40%の利益をあげることができたわけです。

しかし、世界的な金融危機のなか中小企業への投資会社に投資をするということはかなりリスクがあるといえます。

僕もこの銘柄を先日14ドルで10株(約14,000円分)購入しましたが、これでもかなりリスクを取っていると自負しています。

[2020.2/5追記:後日買い増し分含め(18ドル/株にて全20株)売却済み]

つまり何が言いたいかというと、年利40%をあげるということは大きなリスク、タイミング、勇気が必要であり、常人では考えられないような投資なんです。

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これらを踏まえると月利20%を超えると勧誘しているJAがいかに胡散臭いかわかると思います。

ポンジスキームの可能性

これらの話を読んでくれた方は、ある程度この胡散臭いビジネスの裏側がお分かりいただけたと思いますが、僕がJA(笑)をクロ(詐欺・ゴミ)だと断定し、皆さんに手を出してほしくないと思う理由はもう一つあります。

それはポンジスキーム案件ではないかと疑っているためです。

ポンジスキームの意味は以下を参考にしてください

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つまり、情弱から資金を集めて最後に連絡がつかなくなり、資金も返ってこないのではないかと危惧しているのです。

実際に海外でもこのような事件が起こっています。

URLに仮想通貨のポンジスキームの事件例を貼っておきますので興味のある方はご覧ください。

https://coinpost.jp/?p=163956

こういった詐欺の方法があるということは頭に入れておいてください。

JA(笑)に限らず、このような手法を用いた詐欺は少なくないです。

自分の出資先がポンジスキームの可能性があると考えて出資している人はいないことから、この言葉の意味を知っているだけで怪しい案件に引っかかる人は少なくなりますし、今ここまで読んでくださっている方は詐欺にかかる可能性は非常に低くなったと思います。

是非気を付けてください。

 

情弱は投棄家

ここまで読んでくださった方は詐欺にかかりにくくなる程度の知識はついたと思います。

ここからは、個人的な感想を多めに話していきたいと思います。

「副業興味ない?笑」と勧誘をしている自称投資家は、そのDM1つでおおきなものを失っているんです。

僕はみんなと比べると友達は少ないし、Twitterで投資をしていることを呟いているからか知人からそのような勧誘が来たことはありません。

しかし、多くの情弱たちは「この人ならいけるんじゃないか」と思ってDMするわけですから、そのDMを受けとった方は「こいつ俺(私)のことを金になる奴と思ってるんじゃないかな」といった感情が芽生えます。

実際に僕の経験を話しますが、大学1-2年生の頃に「スマホを乗り換えると月額料金が安くなる」といってDMをしてきたモバイルプランナー(笑)を名乗る友人に同じような感情を覚えました。

スマホなんてネットを使って格安SIMを契約すれば安くなるので、わざわざモバイルプランナー(笑)という名の仲介業社に頼らなくてもいいんです。

モバイルプランナーを詐欺だとは思っていませんが…

そうすると勧誘してくるような知人とは距離を置きたくなりますし、「あいつネズミ講してるらしいよ」と噂が広まれば多くの人から距離を置かれ、次第には自分の周りから人がいなくなります。

つまり、その勧誘1つで勧誘相手からの「信用」や「友人関係」をはじめ目に見えない多くのもの投棄している(失っているんです)。

また、ポンジスキームである場合はお金も失います。

しかし、勧誘側はそこまで考えることはなく、自分は時代の先を行く情強(情報強者)と思い込んで勧誘するわけです。

そんな人は僕から見ると、金も人も信用も失っていることに気づかない情弱な投棄家でしかないんです。

僕の友人であるみなさんにはこのような情弱な投棄家になってほしくないんです。

勧誘には乗らないでください。

 

さいごに

どうしても今お金持ちになりたいなら自己投資をしましょう。自己投資はどのような金融投資よりも良いリターンが期待できます。

例として、2年間公認会計士の資格勉強をして公認会計士になれば年収は倍近くになりますし、YouTuberとして成功すれば若くして大きなお金を得ることができます。

僕はそのような一芸がないので優秀な人が働く優秀な会社に株式投資をすることで、配当金という利益の配分をもらっているのです。

僕の友人には「カメラを使った映像制作」「動画編集」「語学留学」という自己投資に励んでいる友人がいます。

僕はそのような人を心の底から応援しています。また、そのような人が時間やお金や社会的信頼を奪われてほしくないので長文の記事にしました。

何かみなさんのお役に立てれたらと思います。

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何か自分では判断しかねる投資案件等ありましたらDMでもLINEでもいただけるとお役に立てるかもしれません。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。